SQL Server 2012にNorthwindとPubsサンプルデータベースをインストールする
SQL Serverの定番のサンプルデータベースNorthwindとPubsは、SQL Server 2000をベースとしているため、SQL Server 2012のManagement Studio を使って変換をかけるとエラーになります。一旦、SQL Server 2008のManagement Studioを経由しないとうまく変換できないようです。
そこで、sqlファイルを直接実行してデータベースを作ることにします。
(1) 以下の場所からサンプルデータベースをダウンロードする。
Northwind and pubs Sample Databases for SQL Server 2000
http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=23654
(2) ダウンロードしたSQL2000SampleDb.msiファイルを実行する
ファイルを実行すると、各種ファイルがC:¥のSQL Server 2000 Sample Databases に格納されます。
(3) 管理者権限でコマンドプロンプトを起動する
(4) 以下のコマンドを実行する
> cd C:¥SQL Server 2000 Sample Databases > osql -S サーバ名 -U ユーザID -P パスワード -i instpubs.sql > osql -S サーバ名 -U ユーザID -P パスワード -i instnwnd.sql
サーバ名はManagement Studioでデータベースに接続するときに使うサーバ名と同じです。
(例:WIN¥SQLEXPRESS)
SQLServer認証モードでは-U ユーザID -P パスワードですが、Windows認証モードは -E になります。
osqlコマンドの使い方は以下のページを確認してください。
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ms162806.aspx
sqlファイルを実行すると、以下の場所にmdfファイルとldfファイルが作成されます。
C:¥Program Files¥Microsoft SQL Server¥MSSQL11.MSSQLSERVER¥MSSQL¥DATA
(5) インストールされたデータベースを確認してみる
SQL Server Management Studioを使って、インストールされたデータベースを確認してみます。ちなみに、SQL Server Management Studio は SQL Server 2012 Express with Toolsに付属しています。
SQL Server Management Studioを起動すると、接続先サーバが求められるので、以下のように設定します。
サーバの種類 | データベースエンジン |
---|---|
サーバ名 | (コンピュータ名) |
認証 | SQL Server 認証 |
ログイン | (ユーザID) |
パスワード | (パスワード) |
接続すると、オブジェクトエクスプローラウィンドウに「northwnd」データベースと「pubs」データベースが追加されていることが分かります。